子どもは好き嫌いだったり、小食だったりで、保育園・幼稚園生活で給食が食べられないという事がよくあります。
その園の指導方法や先生にもよりますが、嫌いなものを食べなさいと言われたり、もうお腹いっぱいなのに頑張ってと言われて、食べられるものではありません。
そんな苦痛な日々では、保育園に行きたくないというのは当たり前です。
わたしは3人娘がいますが、3人とも食べられないものがありました。
幼稚園では、園内に給食室があり、毎日顔を合わせ挨拶する人たちが作ってくれてます。「作ってくれた人の気持ちも考えよう!一口だけは食べてね」と言われていたので、嫌いなものが出た時はかなりイヤな時間だったようです。
しかし、給食がイヤだから行きたくないとはなりませんでした。
給食は毎日ありますし、その時間が苦痛な時間であれば、どうしても行きたくないとなる子どもの気持ちもわかります。
では、どうしたら給食の時間は楽しいものになるのでしょう?
目次
保育園の給食が食べられずに行くのを嫌がる・・・どうしたらいい?
給食の時間が苦痛だから、保育園に行きたくないなんて、辛すぎます!!
まいにち食べるゴハンはお友達と楽しく食べてほしいです。
食べられない理由はそれぞれですが、どんなことが理由なのでしょう?
食べられない理由とは?
子どもにとって、食べられない理由、食べたくない理由はそれぞれです。
好き嫌いで食べられない
子どもはほとんど好き嫌いがあります。
野菜がダメと言う子はいっぱいいます。
みんなが大好きという果物も苦手な子はいます。
その子なりに、口に入れた時の食感や、匂いなど、何かイヤなカンジがあるのでしょう。
少しの量しか食べられない
小食の子はいます。
もうお腹いっぱいなのに、食べれないですよね!
「食べ終わったら遊びに行っていいよ」と言われて、食べるより遊びに行きたいという子もいます。
全部食べるように指導される?
今はあまり聞いた事はありません。
ひと昔前の親の世代には食べ終わるまで座らされてたということもありました。
全部食べろとは言わないまでも、一口だけでも、少しだけでも食べてみようねというのは、もちろん無駄には出来ない大切な食べ物ですから、言われます。
そこの保育園の指導方法も色々だと思いますが、見た目でまず食べれないという事もあります。
口に入ったときの苦い味、「うっ・・・」となるのがわかってるのに、一口食べるのは勇気がいります。
「食べてみたらおいしいよ!」と先生に言われて食べてみたら、やっぱりおいしくなかったなんて事があれば、もう二度と食べるもんかと思う気持ちもわかります・・・。
食べられる工夫は出来る?
家での食事なら、苦手なものを小さく刻んでいれたり、味がわからないように混ぜ込んだりも出来ますが、園では自分で作るようにはしてくれません。
ですが、見た目にわからないものだと食べてる意識がない訳ですから、実は野菜を食べられるという事がわからない時があります。
苦痛を感じないようにするには?
給食の時間が苦痛だと、毎日行きたくないです。
どうしたら苦痛だと感じなくなるのでしょう?
先生にお願いする
もちろん入園する前の懇談で、嫌いな食べ物は聞かれます。
小食の時も、あまり量は食べませんと伝える事はできます。
先生はわかっていますが、まずは「食べてみよう」と言ってきます。
先生も今までの経験や園の指導方針がありますので、その後の対応はお任せしても大丈夫だとは思いますが、家では「食べなくてもいいよ」と言われたことがあるのに、「先生はコワイ」と思うかもしれません。
先生の指導方法を聞きながら、家でも同じような伝え方をするのもいいと思います。
子どものペースで環境で慣れることも考えゆっくりと
家ではまったく食べないのに、お友達と一緒だと食べられるようになったという事もよくあるようです。
なかなか「キライ」と言えないで、先生に見つかる前に口の中にいれてるうちに食べられるようになる子もいます。
しかし、子どもは嫌いなものを食べてみようとはなかなか思わないのです。
毎日毎日、食べなさいと言われ続けることは、とてもキツイことです。
今日食べられなくても明日は一口食べてくれたら・・・という気持ちでいる場合は、そのことを先生にも伝えて、食べられた日は思いっきり褒めてあげてもらうように出来たらいいですね。
家でどんな声かけをするか
「今日は保育園のゴハン全部食べたよ!」と嫌いなものを食べた時に自信たっぷりに教えてくれた日は、思いっきり褒めてあげることで、「お母さんが喜んでくれる」と、また明日頑張るパワーになります。
食べられなかった日は何もいってきません。ですが、「先生に食べなさいって怒られた」という事はあるのかもしれません(実際に先生は怒っていなくても)
小さい子どもは見たことがない(家では出てこない)料理は、なかなか口にいれてくれません。
給食は毎月メニューをプリントしてくれるので、保育園で出る予定の献立を前もってオウチでも作ってみて、おしえておくのもいいと思います。
もちろん、家と園では見た目が違う場合がありますので、料理名を伝えながら、そばで料理してみたり、一緒に作ってみたりする余裕があれば、それもとても食べるきっかけになります。
保育園に行きたくなくなる子どもの気持ちとは?
「保育園に行きたくない」と給食が理由でいっているのであれば、かなり苦痛な時間になっているということです。
保育園は給食を食べる以外にどんな事をしているのでしょう?
- お絵描きやハサミを使っての制作
- お友達と遊ぶ
- みんなでお外で遊ぶ
- 水遊び、雪遊び、公園遊びなど
- 歌をうたう、ダンスをする
子どもがたのしいと思う事をたくさんしてくれています。
しかし、 給食の時間がキライという気持ちの方が勝っているのです。
お歌をうたったり、公園で遊ぶ時間の楽しさが全て消えてしまっているということでしょう。
もちろん、先生も怒ったり追い詰めているわけではないでしょうが、子どもにとっては「先生がコワイ」「怒られる」と感じているのかもしれません。
保育園の給食が食べられないのも困るけど、行くのを嫌がるのはどうしたらいい?
もちろん、給食の時間が楽しいと思ってもらうのが一番です。
親としては、この給食という問題はどうなったらいいと思いますか?
好き嫌いがなくなる
もちろん、給食で食べられるようになり、好き嫌いがなくなるのはベストです。
ですが、そんなにうまくはいきません。
好き嫌いがなくなるというのは、どういう時かというと、食べたら食べられた時でしょうか?
食べたら食べられたけど、やっぱりおいしくなかったら、食べられるけど、食べないという事もあります。
キライだったものを心からおいしいと思うほど、好きになるというのは、大人でも難しい事です。
苦いし、おいしくないと思ったかもしれないけれど、栄養がある。体が丈夫になる。ということを伝え続け、体にいいものなんだよ、少しずつ頑張ってもう少し大きくなったらおいしいと思ってもらえるといいなと考えてもいいのではないでしょうか。
たくさん食べてほしい
小食な子がモリモリ食べられるようになるというのも、難しいことです。
小さい時は特にいっぱいは食べられず、少しずつ食べる子もいます。
ゴハンの時にまったく食べずに、30分もしないうちに「お腹すいた」というなら小食とは違うと思いますが、小さいうちは胃も小さいですし、子どもによって満腹感は違うます。
給食の量を減らしてもらって、「全部食べた」と達成感を味わうことを覚えてもらうと、少しずつ食べられる量が増える事もあります。
もちろん「おいしいおいしい」とたくさんゴハンを食べてほしいですが、その子にとってのちょうどいい量を毎日きちんと食べていて、栄養状態が悪くないのなら、それでいいと思います。
頑張って一口でもいいから食べてみてほしい
キライなものでも、一口食べてくれたらうれしいものです。
それでもどうしても苦手なら、お家で違う方法で作ってみるなど、試すしかありません。
一口さえも、頑として口をあけることも出来ないのであれば、その時はあきらめて、また次回と、ゆっくり進めてみるのもいいと思います。
給食自体が食べられないのであれば、困りますが、嫌いなものだけは絶対に口にいれないのであれば、お家では10回に1回、5回に1回と楽しく進めてみたり、じゃんけんで負けたら一口食べるなどとゲームを取り入れて、慣れさせるのもいいかもしれません。
そのままでもいい、先生「食べなくても許してあげて」
給食がイヤで保育園にいけないのは、困ります。
先生も頑張ってくれたけど、食べれない。先生も大変だし、保育園嫌いになったらもっと困ります。
先生が食べないなんてダメという指導では難しいですが、お願いしてみて、保育園ではしばらくは給食の時はあまり嫌いなものに、触れないであげてもらい、給食は楽しいと思えるように伝えてもいいと思います。
成長することで変わってくることもあります。
お家の食卓に毎日出ていて、親がおいしいおいしいと食べていたら「食べてみようかな」と思う事もあるかもしれません。
先生と相談してみましょう。
保育園の給食が嫌・・・どうしたら楽しく行ってくれるようになる?
給食に限らない事ですが、保育園に行くと楽しい事がいっぱいあると思ってもらえればいいのではないでしょうか。
- 毎日仲良しの〇〇ちゃんと遊べる。
- 先生が読んでくれる絵本はわくわくして面白い
- お家の近くにはない、いっぱい遊べる公園に連れて行ってもらえる
- みんなで一緒にダンスするのが楽しい
先生もたくさんの楽しい事を用意して待っていてくれます。
お友達とケンカしたり、転んでケガしてしまったり、笑ったり泣いたりしながらの毎日ですが、今日はどんなことが楽しかった?悲しい事はなかった?とたくさんのお話を聞いてあげたいものです。
給食が苦手だというのは、解決するにはとても難しい問題ですが、完璧を目指さず、まぁいいかの気持ちも持ちながら、子どもも親もストレスの少ない生活にしていきたいものです。